昨日は
長男を強めに叱ったら
出て行ってしまった
最近まとめて放送されている鬼滅の刃の録画を見ていて
なかなか準備をしないから
先に準備をしなさいよ
と言った
カバンを用意した
またアニメを見始めた
全部そろったの? 水筒は?
あ
と言ってお茶の用意をした
またテレビの前に座った
スポーツ飲料の用意は?!
と聞いた
長男は立ち上がるとスポーツ飲料の用意をした
もう大丈夫?
出れるだけにしてね
時間が迫ってきていたから
気持ちがざわついた
そろそろアニメをやめたら?
といったけど
無反応だった
もういいかとあきらめた
今日は少しだけ余裕を持って出れたらいいなと思っていたけど
その時が迫ってきたら
余裕らしい余裕ではなくてほんの数分の違いだった
ほんの数分でも
進歩ととらえよう
そんな感覚でいた時に
帽子がない
と言った
え?
何度も準備はできているか確認したよね
ないないないない
知らない?
いや自分で片付けたんだよね?
私が知るわけないし
というか
準備は?
準備はできてたんと違うの?
こういうのも含めて準備じゃないの?
何を言っているんだろう・・・
私は一緒に探さなかった
家のことをしていた
あった!
見つけたらしい
寝室から
さあ行くぞとなった
あなたさ 何年野球やってるのよ
前にも何度も前日には準備をしておくって言ってたよね
今日もさ
2回は 準備しておきなさい
すぐ出られるようにしておきなさいって
話したよね
1年生じゃないんだからさ
と言ったら
1年生じゃねえわ!
と言葉が返ってきた
その瞬間
急いで家を出ようとしていた意識が途絶えた
じゃあさ 一人で歩いて練習行きなよ
実際 歩こうと思えば歩けない距離ではなかった
近くはないけど
まったく不可能なことは言っていない
歩け
そうしたら
家を出ていった
歩いて行ったのかな?
ラインは入れておいた
全く無視して遅刻するわけにはいかなかったから
長男のことはほおっておいた
けど気になって
途中で車を走らせた
道沿いを歩く人を探す
いない
ので
帰ってきた
一度家の中を確認する
いない
家の周りも確認する
いない
集合場所まで2往復した
いない
家の中や周辺をもう一度確認して
今度は違う場所を確認しに行った
いない
家に帰ってきたら
遠目に長男の姿が見えた
車を近づけていったら
建物の陰に隠れていた拍子に
姿がまた消えていた
でももう
いることはわかっていたから
姿が見えた周辺まで行って
声をかけた
そうしたら
バットを持って出てきた
はあ・・・
で どうしたいの?
・・・
あなたはこれまで積み上げてきた野球での信頼をこのようなことで無くすの?
黙って頭を振っていた
スムーズにはいかなかったけど
まあ
車に乗って
グラウンドまで行った
今日は試合とかじゃなくて
練習だったから
練習に1時間遅刻した
貴重な1時間
あと数ヶ月で引退だというのに
まあでも
私はほっとしていた
見つかったからね
帽子ではなく
本人が
はあ
疲れた
思春期の子供との会話って難しい
今まで大丈夫だったものも
大丈夫ではなくなったりしている
我慢していたのかな
ねえ
もう少し
端的に
言いたいことを簡潔に
そして伝えたら
終わりにするべきなのかな
ああ
さじ加減が難しい
とりあえず
失敗を明日に繋げないとね
1mmでもいいから
簡潔に
簡潔に
端的に
端的に
そしてけじめをつける
つけさせる
かな?